2018-01-01から1年間の記事一覧

「天皇陛下のメッセージ」

そこが聞きたい!インタビュー 「象徴天皇の務めが常に途切れることなく、 安定的に続いていくことをひとえに念じ」という天皇陛下の お言葉を矮小化させてはいけません 評論家 江崎道朗(えざきみちお)氏 8月8日に陛下自らが発された「お言葉」。我々国…

「南京事件の虚構と真実」(下)

旧植民地帝国主義諸国の如何なる国も「南京大虐殺」などは問題としない (下) 「醒眼正論」(高橋雅雄 平成29年6月号) 「首脳会談で習氏は<南京大虐殺>を持ち出し、日本を批判した。だが、トランプ氏は知識がないため話が噛み合わず、習氏は苛立った」(…

「南京事件の虚構と真実」(中)

高橋雅雄の「醒眼正論」(平成29年5月号) 「南京大虐殺」の裏付け取材なしの誤報の影響と「事件の実相」(中) 「なんということをお前たちはしてくれたのか!一部の兵の暴行によって皇軍の名を汚してしまった。今日からは、軍紀を厳正にして、絶対に無辜の…

「醒眼正論」「南京事件」の虚構と真実 (上)

「醒眼正論」平成29年4月号 裏付け取材なしの「誤報」がもたらした「南京事件」の虚構と真実 (上) 「(報道に接した者が)最初に抱いた印象を基準にして判断し、逆に公判廷で明らかにされた方が間違っているとの不信感を持つ者がいないとは限らない」とロ…

「天皇の存在」太田誠一氏コラムより

(2015年12月) 国民を想い身を削って捧げる祈り 天皇は世界でも稀有な元首です あらためて天皇という存在を意識すべき時代です 内奏の思い出 私事で恐縮ですが、この秋に天皇陛下より旭日大綬章を親授されました。今まで人の叙勲に関わってきていたの…

インタビュー 前泊博盛氏 沖縄国際大学・大学院教授(元琉球新報論説委員長)

基地問題を根本から見つめなおしてほしい もう、「沖縄問題」と言わない方がいい。 明らかに「日本問題」なのです。 前泊博盛氏 沖縄国際大学・大学院教授(元琉球新報論説委員長) 「イデオロギーよりアイデンティティ」。沖縄の基地問題は「日本国全体の問…

インタビュー「10歳までに徹底的にしつけなければ、人類は滅亡します」

そこが聞きたい!インタビュー 教育は生物学を基本したものであるべきです 十歳までに徹底的にしつけなければ、人類は滅亡します 井口潔氏(九州大学医学部名誉教授) 川崎市中一男子殺人事件―またも青少年による衝撃的な事件が起きてしまった。 教育の荒廃…

水道事業民営化について

水道事業の民営化で導入されるPFI方式は 受託する企業がリスクを負いません 民営化には、公共に対する受託会社の説明責任をしっかり 果たせるべきなのです パリは再公営化 昨年の国会では廃案になりましたが、継続審議中の「改正水道法」は、水需要の減少…

韓国の徴用工問題。時代主義の韓国の歴史。 『俗戦国策』(杉山茂丸著、昭和4年) 決死の苦諫(※くかん)、伊藤公に自決を迫る(弐) 伊藤約を破る 伊藤統監が、庵主との約束を無視して、朝鮮を取らぬ事に腹を極(き)めて、世界に之を公布したからである。ドン…

陽明学「保護主義という治国」

保護主義という治国 保護主義の本当の意味 メキシコとの国境に壁を作るとか、入国制限など就任して大統領令を次々に出して世界を驚かせているトランプ大統領ですが、マスコミ各社は彼の政策を「保護主義」と表しています。昨年から世界ではアメリカだけでは…

「陽明学講座」① 陽明学とは

橘一徳の誰でも学べる「陽明学講座」① 陽明学とは 「できない」壁 陽明学とは儒教(学)の流れで言えば朱子学とともに新儒教(学)と言われていますが、一言で言うと、朱子学の「理学」に対して陽明学は「心学」という言葉で表され、内なる心に重きを置いた…

弾圧、強制収用…ウイグル人への迫害の実態 日本ウイグル連盟代表 トゥール・ムハメット氏

そこが聞きたい!インタビュー 弾圧、強制収用…ウイグル人への迫害の実態 中国による重大な人権侵害を許してはならない 日本ウイグル連盟代表 トゥール・ムハメット氏 中央アジアの東トルキスタン。元々ウイグル民族の領土だったが、周辺の大国から侵略、支…

二百年以上の時空を超えてアフガンの人々を救った 山田堰(朝倉市)

日本人の自己犠牲精神 二百年以上の時空を超えてアフガンの人々を救った 山田堰(朝倉市) 語り手 水土里ネット山田堰 (朝倉郡山田堰土地改良区) 事務局長 徳永哲也さん 寛政二年(一七九〇)に度重なる旱魃に苦しみ、飢餓を克服するために朝倉の人々の勇…

『沖縄両論』第6章承前 このままでは沖縄は独立する?

昨日、沖縄県知事選で故翁長知事の継承者で「辺野古反対」派が押すデニー・玉城氏が当選した。沖縄に関しては1冊上梓しているので、色々と書きたいことはあるが、一言。これからアップする拙著『沖縄両論』の第6章承前のような危機が、この新しい知事で少し…

『沖縄両論』を上梓した思い

「両論」に通底するもの 9月上旬に「沖縄両論 誰も訊かなかった米軍基地問題」(春吉書房)を上梓した。取材開始から2年をかけてインタビュー、取材したものをまとめたものだが、タイトルは最後の最後でようやく決まった。企画の段階では、基地反対の理論…

書評『沖縄県民斯ク戦ヘリ 大田實海軍中将一家の昭和史』(田村洋三著、講談社文庫、1997年)

たまの息抜き。書評(未推敲) 『沖縄県民斯ク戦ヘリ 大田實海軍中将一家の昭和史』(田村洋三著、講談社文庫、1997年) 45年という節目 今年5月15日、沖縄が本土に復帰して45年目という節目を迎えた。 しかし、依然として普天間飛行場の辺野古移…

「失敗すればはりつけ」―五庄屋の覚悟(うきは市吉井町)

大人のための歴史読本 ① ~知られざる偉業に見る日本人の自己犠牲精神~ 「失敗すればはりつけ」―五庄屋の覚悟(うきは市吉井町) 語り手 五庄屋追(つい)遠(えん)会会長 梶村福男さん(七十三歳)※2015年6月当時 五庄屋の悲願 寛文四年(一六六四)に「大石…

「沖縄自由民権運動」の先駆者・謝花昇の生涯

埋れた歴史の語り部 「沖縄自由民権運動」の先駆者・謝花昇の生涯 浦崎栄徳氏 謝花昇を偲ぶ会理事 沖縄の近代史を語る時に欠かせない偉人・謝花昇(じゃはな・のぼる)。東京で学業を修め、故郷の民のために改革に敏腕を振うが、時の権力者と対立することに…

人類史上最悪の「悪魔の所業」 中国の臓器狩りの実態を語る

そこが聞きたい!インタビュー 人類史上最悪の「悪魔の所業」 中国の臓器狩りの実態を語る デービッド・マタス氏 中国の臓器移植問題を調査している国際弁護士(カナダ) 本来、医療技術の発達は、人類の幸福のために研究されているものであるべきで、またそ…

IR法成立に潜む危険 作家・精神科医(通谷メンタルクリニック院長)帚木蓬生氏

IR法が成立しました。この法律に潜む危険をインタビューしました。 そこが聞きたい!インタビュー 作家・精神科医(通谷メンタルクリニック院長)帚木蓬生(ははきぎ・ほうせい)氏 「日本人の百人に五人」。この数字は何の数字かお分かりだろうか。何と「ギ…

空気に支配された「長期政権止む無し」という閉塞状態を打破するには

自民党総裁選目前なので総裁選をどう見るかの一考察。 空気に支配された「長期政権止む無し」という閉塞状態を打破するには、 自民党総裁選で少しでも「石破票」を上積みするしかありません 太田誠一氏 岸田氏の大罪 今月に行われる自民党総裁選挙。八月七日…

「ミスターゲート前」と呼ばれる男の原点 沖縄平和運動センター議長 山城博治氏

沖縄平和運動センター議長 山城博治氏 「ミスターゲート前」と呼ばれる男の原点 祖国復帰運動の挫折から非暴力直接行動への軌跡 「ミスターゲート前」「ミスターシュプレヒコール」。そうした異名をもつのは、辺野古新基地建設への抗議運動が続くキャンプ・…

日米合意の「返還」の原点に戻るべき 「世界一危険な基地」普天間の叫び 佐喜眞淳氏 宜野湾市長(当時 2018年1月)

小誌『フォーNET』今年1月号で偶然ですが、今回の知事選に出馬する佐喜眞淳氏(当時は宜野湾市長)のインタビューを掲載しました。もし、県知事になれば立場は変り、発言も少しは変るかもしれませんが、これがこの人の本音だろうと思っています。 そこが聞き…

日米普天間返還合意の当事者が語る 「沖縄問題の本質」

翁長知事死去に伴う沖縄県知事選。米軍基地問題、辺野古問題を中心に争われるものと思われます。この問題の本質とは何か。 拙著『沖縄両論 誰も訊かなかった米軍基地問題』(フォーNET取材班著 春吉書房 2016年9月)の中から抜粋して掲載します。 そこ…